先日、我が家の長男が21歳の誕生日を迎えた2026年5月29日、念願だった会社を設立しました。
親として、この日を迎えられたことをとても嬉しく、そして感慨深く感じています。
長男の会社設立までの道のりは、高校1年生の頃から始まりました。
当時、彼はゲーム作りに夢中でした。パソコンを購入してあげると、毎日のように画面に向かい、新しいステージを作ったり、オリジナルのコンテンツを開発したりしていました。
好きなことに没頭する姿を見てはいましたが、まさかそれが将来の仕事につながるとは、その頃は想像もしていませんでした。
ところが、彼が制作した作品がある企業の目に留まり、高校生にも関わらずゲーム開発の依頼を受けるようになったのです。
そこから彼の人生は大きく動き始めました。
さらにアメリカのプラットフォームを活用できるようになると、自身のアイデアを世界へ発信し始め、ゲームクリエイターとして活動をスタート。気づけばフォロワーは5万人を超え、多くの方に作品を楽しんでいただけるようになっていました。
高校卒業後は美術系の専門分野で学びながら、デザインやグラフィックの知識をさらに深めました。
18歳からは複数の企業でインターンとして実務経験を積み、会議への参加や市場調査など、学校では学べない貴重な経験を重ねてきました。
そして今回、自らプラットフォームを立ち上げ、企画・開発・制作・営業・販売までを自分自身で行う形で、本格的な事業をスタートさせました。
「世界中の人が楽しめるゲームを作りたい」
それが彼の夢です。
インターネットを通じて世界中の人とつながれる今だからこそ、自分の作品で誰かを笑顔にしたい。そんな想いを持っているようです。
19歳の時には、自身が制作した作品をコンテストに応募し、全国85名の中から最年少で優秀賞を受賞しました。
大阪万博で表彰された時は、私たち夫婦も会場へ駆けつけました。
実はその前日、私はフランスから帰国したばかり。
深夜に帰国し、翌朝始発の新幹線で大阪へ向かったことも、今では家族の大切な思い出です。
振り返ると、長男は幼い頃から独特な感性を持っていました。
自分の考えをしっかり持ち、人に流されない。
頑固というよりも、自分の信念を貫くタイプです。
親の言うことですら簡単には受け入れません。
だからこそ、子育てに悩んだ時期もありました。
児童相談所に相談の電話をしたこともあります。
どう接したらいいのかわからず、悩み続けた日々もありました。
そんな中で始めたのが交換日記です。
面と向かって言えないことを文字で伝え合い、お互いの気持ちを理解しようと努力しました。
今となっては懐かしい思い出です。
けれど、あの頃から彼の夢は一貫していました。
やりたいことが明確で、好きなことに全力で取り組む。
その姿勢は今も変わりません。
私は子育てのゴールは、
「精神的自立」
「経済的自立」
「社会貢献」
この3つだと思っています。
自分で考え、自分で責任を持ち、自分の力で生きていく。
そして、自分の才能や能力を社会のために役立てる。
その3つが揃った時、本当の意味での自立だと考えています。
21歳という若さで起業し、自ら売上を作り、社会へ一歩踏み出した長男。
もちろん、これからたくさんの壁や困難もあるでしょう。
それでも、自分で選んだ道を歩み始めたことを、親として誇りに思います。
幼い頃、ダンボールや画用紙で夢中になって何かを作っていた発明家のような少年。
その創造力は今も変わらず、ゲームという形で世界へ広がっています。
ピーチスノウで表現するなら、未来を見通す知性と発想力を持つイエローの個性、そして独創的でオリジナルなターコイズの個性そのもの。
さらにコツコツ積み上げる力も持ち合わせています。
親としてできることは、もう多くありません。
これからは少し離れた場所から、彼の挑戦を応援し続けたいと思います。
本人のリクエストで、家族みんなですき焼きを囲みながらお祝いをしました。
レストランではなく、家族みんなで笑いながら食べるすき焼き。
そんな時間が何より幸せでした。
これからも若きゲームクリエイターとして、そして経営者として歩み始めた長男を、温かく見守っていただけたら嬉しいです。
新しい門出に、心からおめでとう。
あなたらしく、世界をワクワクさせる作品をたくさん生み出してください。